トップ > 植物画像データベース
やぶつばき [Camellia japonica L. var.japonica L.] 中国名 山茶、紅山茶
解説
- 起源
- 中国大陸にも自生するとされるが、現在までのところでは未確認。
- 分布:日本(青森県以南)、韓国。
- 特徴
- 花:濃紅色、5~6弁、花径5~8cm、花色や花形などの変異が著しい。開花期は10月~4月。
- 葉:長楕円~卵状楕円形、長さ5~10cm、幅3~5cm、表面は濃緑色で光沢が強く、葉脈は比較的不鮮明。
- 2n=30。
- 利用
- 数千におよぶ園芸品種があり、観賞用ツバキとしては最も重要な種。また、自生種の分布からもわかるように、ツバキ属の中で最も高緯度まで分布し、耐寒性が最も強い。本種と他種との雑種も一般に耐寒性が強い。
- 参考文献
- 箱田直紀・足立尚義 ツバキ属の原種 西武舞鶴植物研究所報告 1: 1~54