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しもつけ類 [Spiraea sp.]
解説
- 起源
- シモツケ属植物は北半球の温帯と亜寒帯に約120種が知られている。
- 特徴
- ほとんどが落葉低木で、高さ1~3mの株立ちとなる。花は両性、小型。花弁は5枚で、開花時には平開する。花色は白色または淡紅色。
- 花序の形状には、ユキヤナギ、シジミバナのように散形花序を形成し花序は無柄で前年枝につくもの、コデマリ、アイズシモツケ、イワガサのように花序は分枝せず有柄で今年枝に頂生するもの、ホザキシモツケのように花序は分枝して円錐状となるもの、シモツケ、マルバシモツケのように花序は分枝して複散房状となるものがある。
- 葉は互生し、単純で、葉柄があり、ふつう鋸歯があり、ときに分裂し、まれに全縁となり、托葉を欠く。
- 利用
- シモツケ属植物のうち花、葉の美しいものは庭木として植えられる。また、コデマリ、ユキヤナギなどは促成され、切り花として利用される。
- 参考文献
- 北川政夫・田村輝夫(1983):最新園芸大辞典(誠文堂新光社)10,267-269.
- Anthony Huxley et al.(1992):The New Royal Horticultural Society Dictionary of Gardening (The Macmillan Press)4(R to Z),350-354