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ササゲ属野生種 [Vigna nepalensis Y. Tateishi & N. Maxted]

解説

分類
Vigna nepalensis はササゲ属(Vigna)アズキ亜属(Ceratotropis)に属する一年生の野生種である。2n=22
分布
ネパール東部,インド(シッキム,ダージリン,アッサム) (Tateishi, 1985).
特徴
全体的に形態はヤブツルアズキと良く似ている。Tateishi(1985)によれば,ヤブツルアズキとの相違点は,へその長さ,小苞の形態,花軸の毛の有無である。Vigna nepalensis の托葉は狭楕円または狭卵形で先端が尖り(鋭形)長さ7.5-12.5mm,幅1.5-4.5mmで茎に楯着する。
花は黄金色で総状花序を形成し花軸2-6cmで無毛。小苞は槍形または狭三角卵形で先端が尖り(鋭形)長さ4-6mm,幅1.5-1.8mmで萼筒と同等かまたは萼筒よりやや長い。莢は長さ6-9cm,幅4-4.5mm,無毛で垂れ下がる。
種子は平滑で灰褐色に黒い斑が入る。へそは1.1-1.8mm,線形で仮種皮は発達しない。発芽は地下子葉型で心形の初生葉には葉柄がある(Tateishi 1985)。染色体数 2n=22。
遺伝資源として
病害虫に対する抵抗性の検定など遺伝資源としての評価はまだ行われていない。世界的にみてもV.nepalensisを保存しているジーンバンクはなく,組織的な収集・保存・評価を行う価値は高い。
参考文献
Tateishi,Y. 1985. A revision of the Azuki bean group, the subgenus Ceratotropis of the genus Vigna (Leguminosae). Ph.D. Thesis, Tohoku University, Sendai, Japan.