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ハッショウマメ [Mucuna pruriens (L.) DC. var. utilis (Wall ex Wight) Burk. ]

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    種子 - JP 217487

解説

日本における状況と農業生物資源ジーンバンクからの情報
日本におけるハッショウマメの栽培の記録は17世紀にみられる(星川 1981)。近年,日本におけるハッショウマメの栽培はほとんどみられなくなった。
沖縄県においては,ハッショウマメを緑肥として今も栽培している。食料としての利用は,まず浸水した後茹でて種子の中の毒を抜き,きんとんや餡にして食べる。
起源
ハッショウマメは熱帯アジアにおいて,野生種のMucuna pruriens から栽培化されたと考えられている (立石 1987)。
特徴
ハッショウマメはつる性の一年生草本である。旺盛な生育を示し草丈は数メートルに達する (Duke 1981)。
花は大きく (長さ 2.5-3.2 cm),黒みがかった紫か白である。花は集合して大きな花序を形成する。さやはS字型で10-20cm。
ハッショウマメは,熱帯アジアで広く栽培されているという (立石 1987)。2n=?。
利用
ハッショウマメの若さやは,野菜として利用される。未熟種子は,有毒成分を除去した後食べられている。
被覆作物,飼料作物,緑肥作物として栽培されることもある。
参考文献
Duke,J.A. 1981. Handbook of legumes of world economic importance. Plenum Press, New York.
星川清親 1981. ハッショウマメ 「新編食用作物」pp.540-542. 養賢堂.
立石庸一. 1987. ”豆解説”. 嗜好別冊「豆ブック」 p.40-67.