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ツルマメ [Glycine soja Sieb. et Zucc.]

解説

分類
ツルマメは GlycineSoja亜属に属する一年生草本である。
Soja亜属にはダイズとツルマメの2種,Glycine亜属には 7種の多年生野生種が知られている (Hymowitz and Singh 1987). 2n=40.
分布
中国,ロシアの極東地域,日本,韓国 および台湾 (Hymowitz and Newell, 1980).
形態的特徴
ツルマメはつる性で道路脇や川の土手などに分布する (Hymowitz and Newell, 1980)。
葉は3出葉である。花はピンクまたは紫。
遺伝資源として
ツルマメはダイズの祖先野生種と考えられ ,両種は交雑可能で (Hymowitz and Newell, 1980),ダイズの遺伝子供給源として重要である。
MAFFジーンバンクでは,国内でツルマメの収集を行ってきた(喜多村・石本1989,中村ら1994,矢ケ崎ら1996)。
参考文献
Hymowitz,T.and Newell,C.A. 1980. Taxonomy, speciation, domestication, dissemination, germplasm resources and variation in the genus Glycine.In "Advances in Legume Science" pp. 251-264 (eds. R.J.Summerfield and A.H.Bunting) Kew: Royal Botanic Gardens.
Hymowitz, T and R.J.Singh. 1987. Taxonomy and Speciation. In "Soybeans:Improvement,Production, and Uses" 2nd ed. Agronomy Monograph no.16. pp.23-48.
喜多村啓介・石本政男.1989. 中部地域の野生ダイズ(ツルマメ)の収集.植物遺伝資源探索導入調査報告書.Vol.5: 81-84.
中村茂樹・菊池彰夫・高橋浩司.1994. 東北地域の野生大豆(ツルマメ)の収集 1)秋田県内雄物川流域河川の収集.植物遺伝資源探索導入調査報告書.Vol.10: 53-58.
矢ケ崎和弘・喜多村啓介・山田直弘.1996. 京都府および兵庫県における野生ダイズ(ツルマメ)の収集.植物遺伝資源探索導入調査報告書.Vol.12: 27-31.