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ヒヨコマメ [Cicer arietinum L.]

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解説

日本における状況と農業生物資源ジーンバンクからの情報
日本では,ヒヨコマメの栽培はない。日本は,主としてメキシコとアメリカからヒヨコマメを輸入している。1994年度の輸入量は 859tであった (雑豆輸入基金協会 1995)。
MAFFでは,IPGRIの予算でロシアのVIRと中央アジアにおける共同探索を行い,10点のヒヨコマメと近縁野生種 C.flexuosum 1点を収集した (Tomooka et al. 1995)。
ウズベキスタンでは,ヒヨコマメは「プローフ」と呼ばれるピラフの中に入れて食べられていた。
起源
ヒヨコマメはおよそ7000年前に西アジアで栽培化されたと考えられている (Smartt,1990)。
Ladizinsky (1975)は,トルコで C.reticulatum を収集し,この種がヒヨコマメの祖先野生種であると考えた。
インドが二次多様性中心である。
分類
Cicer 属は約40種を含む属であり,ヒヨコマメはCicer 属の中で唯一の栽培種である。2n=14。
特徴
ヒヨコマメは直立またはほふく性の一年生マメ科植物で,冷涼で乾燥した気候を好む。
種子の形態はひよこの頭のような形で,和名のヒヨコマメはここからきている。
葉は羽状複葉である。植物全体が腺毛で覆われる。莢は普通1~2個の種子を含む。
利用
完熟種子は煮てから,あるいはひき割りにしてダールとして調理される (Purseglove,1974)。
参考文献
Ladizinsky,G. 1975. A new Cicer from Turkey. Notes from the Royal Botanic Garden, Edinburgh 34: 201-202. (Smartt, 1990 から引用).
Purseglove, J.W. 1974. Cicer arietinum, In "Tropical Crops : Dicotyledons." London : Longman. pp.246-250.
Smartt,J. 1990. Grain Legumes. Cambridge University Press. pp.229-244.
Tomooka,N., H.Nakano, E.Potokina and K.I.Baimetov. 1995. Food legumes.In "A Report of Explorations in Russia and Central Asia (1993-1994).eds. Nakagahra,M. and K.Okuno. National Institute of Agrobiological Resources, Japan. pp. 23-44.
雑豆輸入基金協会 1995. 輸入豆類図鑑 .