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ふだんそう [Beta vulgaris L. var. cicla L.]
解説
- 起源
- 地中海周辺・西アジアから北欧にかけ、広く野生種が分布している。直接の祖先は B. maritimaと考えられる。
- 食用の栽培は、欧州で紀元前400年頃から始まった。
- その後、中国を経由して日本にも伝えられたが、欧州のタイプに比較して小型である。
- 特徴
- 外観はホウレンソウに近似しているが、大型である。葉形は卵形から長卵形で、葉面に光沢がある。
- 葉質は軟らかく甘味があるが、特有の土臭味がある。越冬後、春に抽苔し、開花結実する。
- 利用
- 葉を調理し、食用とする。
- 参考文献
- 細川定治 著 「甜菜」 養賢堂 (1980)