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ダイアンサス類 [Dianthus spp.]

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解説

起源
ダイアンサスはナデシコ科ダイアンサス属のうちいわゆるカーネーションと呼ばれるD. caryophyllus の交雑栽培種以外の総称である。ナデシコ科の植物は、約80属2000種以上が北半球の温帯を中心に熱帯から寒帯まで広く分布している。
ダイアンサス属に含まれる約300種はヨーロッパ、地中海沿岸地域、アジア、熱帯および南アフリカの山地などに自生する。ダイアンサスの属名は、ギリシャ語のDios(神)とAnthos(花)に由来している。
英名のPinkはキリスト教の聖霊降臨祭のオランダ語Pinksterに由来しており、長らく教会の装飾用として使用されていた。
特徴
大部分は多年草であるが、1年草も若干ある。茎には節があり、葉は対生、花は頂生し、集散花序あるいは円錐花序である。がくは円筒形で、先端部が5裂し、基部に3対以上の小苞をつける。苞は分類学的特徴となっている。
花弁は5枚で幅は広く先端に刻みがある。雄ずいは10個で花柱は2個である。本属の基本染色体数はX=15である。非常に種間交雑が容易であり、多くの種間雑種が存在する。
利用
観賞用として利用されている。生育特性、花のサイズ、開花、花色、芳香性など多様に分化している。それぞれの特性に応じ、花壇用、鉢花用、切り花用として利用されている。
また、本属の中で、園芸的に最も発展したカーネーションのさらなる改良のための育種素材としも重要である。
参考文献
植物遺伝資源集成
最新園芸大事典