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大麦(六条) [Hordeum vulgare L.]

解説

日本における状況
穎が簡単にとれるかどうかで、皮麦と裸麦に区別される。裸麦は、主に四国や九州地方で栽培され、戦前には主食用として広く栽培された。
もち性の品種もある。皮麦は、主に関東や北陸地方で栽培されている。1998年産で、裸麦は約5千ha、皮麦約1万haの栽培がある。
起源・分類
イネ科のHordeum属に属し、2n=14である。中近東一帯には、野生二条大麦(H.Spontaneum)が広く自生しており、野生二条種から栽培二条種と栽培六条種が独立に起源する可能性が示されているが、栽培六条種の発祥地は確定されていない。
特徴
穂状花序で、穂の各節に3つずつ並んで小穂が付き、それらが互生して穂に粒が六条並ぶ。
成熟時に、穎と粒が密着して離れないものを皮麦、離れるものを裸麦という。
利用
海外では多くが飼料用に用いられる。日本では、裸麦は搗精して主食用(いわゆる麦飯)とされたが、現在は主に麦味噌用として利用されている。皮麦は、主に主食用や麦茶用として利用されている。
参考文献
野口・川田 監修(1987) 農学大事典(第2次増訂改版) 養賢堂
星川清親(1983) 新編食用作物 養賢堂