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Sorghum spp.

解説

日本における状況
500年ほど前に中国から入ったと考えられている。在来品種はモロコシ,タカキビ,サトウモロコシ,トウキビ,ロゾクなどと呼ばれている。近年は,飼料作物として育種研究が進められてきた。我が国の栽培面積は,約4万ヘクタール,10アール当たり生産量は,飼料として4.9トン。我が国での栽培では,台風による倒伏,湿害,鳥害が問題になる。
起源・分類
ソルガムはアフリカ原産の熱帯作物。5000年前から栽培されていると考えられている。その後,世界に広がり,熱帯から温帯の広い地域で栽培されている。栽培種は,形態的特徴から(1)bicolor, (2)guinea, (3)caudatum, (4)kafire, (5)durraの5タイプに分類されている。染色体数は,2n=20。
特徴
イネ科の一年生作物で,茎葉はトウモロコシに似ているが,茎頂に雌雄同花の穂がつく。種子繁殖作物で自殖性であるが,数~10%程度の他殖がみられる。高温・乾燥に強く,収量も高く、草丈が5m以上になる在来品種もある。また,刈り取り後の再生性に優れている。
利用
コムギ,イネ,トウモロコシ,オオムギに次いで世界第5位の生産量がある。熱帯で子実が主食として用いられるほか,ビール・菓子などの原料にも用いられる。我が国では,飼料作物として青刈・サイレ-ジ用,緑肥用,箒原料用に栽培される。最近,バイオマス燃料用としても注目されている。
参考文献
野口・川田 監修(1987) 農学大事典(第2次増訂改版) 養賢堂
農林省熱帯農業研究センター 熱帯農業技術叢書(1975) 熱帯の有用作物(財)農林統計協会
松尾孝嶺(1989) 植物遺伝資源集成 第2巻 講談社ライフサイエンティフィック