オーストラロープ(東京)

農業生物資源研究所 菊地和弘氏 提供

オーストラロープは、1890年代から1900年代はじめにかけて、卵肉兼用種の黒色オーピントンがオーストラリアで多産に改良されたもので、体重はオーピントンより小さい。 本種の名前は、当初オーストラリアン・ブラック・オーピントン(Australian Black Orpington)とよばれていたのが、Australian Black Orpingtonの下線部の部分に短縮されたものに由来する。肉用としても卵用としても能力が高いが、特に採卵用に改良が進められた結果、卵用種として見られることが多い。

もともとは卵肉兼用であるが、卵用としての改良が進められた結果、卵用種としての性能も高い。羽色は黒色。単冠で、耳朶は赤い。肉髯(垂)も鮮やかな赤色である。皮膚は白色。脚色は黒い。卵は淡褐色。就巣性はもともとは持っていたが、オーストラロープ(東京系)は除去されている。産卵率は白色レグホーンに比べてやや劣る。卵は60g前後のやや小さな中卵で、卵殻は淡褐色である。

東京都畜産試験場のオーストラロープ(東京系)は、北海道滝川畜産試験場から導入し、維持されてきたものである。